「タルパはタルパーの奴隷」について考える
こんにちは、ノキです。
TLに「タルパはタルパーの奴隷」というワードが踊っていたので、ちょっと考えてみました。
もくじ
奴隷とは
そんな定義今更いらんやろ、とも思うんですが一応調べる。
1 人間としての権利・自由を認められず、他人の私有財産として労働を強制され、また、売買・譲渡の対象ともされた人。古代ではギリシャ・ローマ、近代ではアメリカにみられた。
2 ある事に心を奪われ、他をかえりみない人。「恋の奴隷」「金銭の奴隷」
デシタル大辞泉より引用。
「タルパはタルパーの奴隷」の意味するところは
1、「タルパは人間としての権利や自由を認められず、タルパーの私有財産として労働を強制され、また、売買・譲渡の対象ともされている状態」
2、「タルパはタルパーに心を奪われ、他を顧みない状態」
を指すが、該当ツイートの文脈から推測するに前者(1、)の意味だよね。後者(2、)はただのハッピーエンド(?)だし。
権利と自由と私有財産とは
ここで権利と自由と私有財産についても調べる。
けん‐り【権利】
1 ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。「邪魔する権利は誰にもない」「当然の権利」「権利を主張する」⇔義務。
2 一定の利益を自分のために主張し、また、これを享受することができる法律上の能力。私権と公権とに分かれる。「店の権利を譲る」⇔義務。→ライツ(rights)
3 権勢と利益。
じ‐ゆう〔‐イウ〕【自由】
[名・形動]
1 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。「自由な時間をもつ」「車を自由にあやつる」「自由の身」
2 勝手気ままなこと。わがまま。
3 《freedom》哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。つまり、「…からの自由」と「…への自由」をさす。
4 法律の範囲内で許容される随意の行為。
[派生]じゆうさ[名]
しゆう‐ざいさん〔シイウ‐〕【私有財産】
個人または私的集団の所有する財産。原則として所有者は自由に使用し、収益をあげ、また、処分することができる。
全てデジタル大辞泉より。
権利については
「1 ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。」
自由については
「1 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。」
私有財産については
「原則として所有者が自由に使用し、収益をあげ、また、処分することができる個人の所有する財産」
と読み替えたものがそれぞれ適当であると思われます。
「タルパはタルパーの奴隷」を分析する
上記引用をもとに「タルパはタルパーの奴隷」がどのような状態を指すのか他の後に置き換えて分析してみると
「タルパはタルパーの奴隷」
↓
「タルパは人間としての権利や自由を認められず、タルパーの私有財産として労働を強制され、また、売買・譲渡の対象ともされている状態」
↓
「タルパは人間として自分の意志によって自由に行動したり他人に要求したりする資格・能力が認められず、自分の意のままに振舞うことも認められず、タルパーが原則として自由に使用し、収益を上げ、また、処分することができる個人の所有する財産として労働を強制され、売買・譲渡の対象ともされている状態」
となる訳ですが、もはやここまで記事を書いている自分が何をしているのか、したかったのか段々わからなくなってきましたね。ここまで読み進めた人は何を読まされてるんだと思っているに違いない。私も何を書いているのか誰かに教えてもらいたい。
「タルパは・・・ともされている状態」を意訳する
このままではほぼ馬鹿正直に語の詳細を記載して助長にしただけに過ぎないので、意訳を試みる。
「タルパは人間として自分の意志によって自由に行動したり他人に要求したりする資格・能力が認められず、自分の意のままに振舞うことも認められず、タルパーが原則として自由に使用し、収益を上げ、また、処分することができる個人の所有する財産として労働を強制され、売買・譲渡の対象ともされている状態」
↓タルパに掛かる「自由」が重複したのでまとめる。
「タルパは人間として自分の意志によって自分の意のままに振舞い行動したり他人に要求したりする資格・能力が認められず、タルパーが原則として自由に使用し、収益を上げ、また、処分することができるタルパーの所有する財産として労働を強制され、売買・譲渡の対象ともされている状態」
↓「人間として」はタルパの性質と矛盾するので削除する。「収益を上げ、」「売買・譲渡の対象」に関してもタルパの性質上可能性が低いと思われるので削除する。
「タルパは自分の意志によって自分の意のままに振舞い行動したり他人に要求したりする資格・能力が認められず、タルパーが原則として自由に使用し、処分することができるタルパーの所有する財産として労働を強制されている状態」
↓原文は「タルパとタルパーの関係性」を端的に表していたこと、また、タルパと直接コミュニケーションを取ることのできる者はタルパーだけであるので(※憑依は考慮しない)、「他人」などの語を適宜調整する。「原則として」は省略しても問題ないと判断。
「タルパはタルパーに対し、自分の意志によって自分の意のままに振舞い行動したり要求したりする資格・能力が認められず、タルパーが自由に使用し、処分することができる財産として労働を強制されている状態」
↓「自分の意志」に従うこと≒「自分の意のままに振舞う」とほぼ同義なので省く。
「タルパはタルパーに対し、自分の意志を通す資格・能力が認められず、タルパーが自由に使用し、処分することができる財産として労働を強制されている状態」
↓主語を入れ替えて感情により訴えかけられるようにする。
「タルパーはタルパの意志を通す資格・能力を認めず、自由に使用し、処分することが出来る財産として労働を強制している」
↓もっと!もっと短く!!
「タルパーはタルパの意志をないがしろにし、物扱いして行動を強制している」
おわり。