noki’s diary

タルパと私のログ

香水を作ってきた話

こんにちは、ノキです。

 

例のあの店(FINCAさん)で香水を作ってきましたレポです。

結論から言うと推しの概念を具体的な香りに落とし込める上に5000円で釣りが来る。行け、者ども行くのだ。ここは推しへ繋がる入口だ。

 

 

店に並ぶ

お盆休みだけど一応平日やし余裕やろ!と思って開店30分前に並びに行ったら既に行列ができていて案内されたのが夕方でした。ぱねえ。のんびりアイスコーヒーキメてる場合じゃなかった。公式ツイッターで整理券配布終了時はアナウンスしてくださるのですが、この日はいつもより2時間ほど早く配布終了してしまった様子でした。朝のうちに並んでおいて良かった・・・。

 

整理券を貰う

開店少し前に店員さんが整理券とインタビューシートなる物を配ってくれます。

可愛い店員さんの登場にキョドるオタク女。うまく推しの説明ができるのかこの時点で不安がよぎる。(ビビり過ぎ)

インタビューシートはどんな香水が欲しいのか、何系の香りが好きなのか簡単な質問に回答する形になっています。

お店に戻るまでに推しのイメージをこれでもかと書き込んで持っていきましょう。上手く書けなくても店員さんが絶妙な質問をぶつけてヒアリングしてくれるので大丈夫です。

私はびっちり気持ち悪いくらい書き込んだ。だって暇だったんだもの・・・。

お店で筆記用具は貸してくれるけど、落ち着いてじっくり書きたい人はペン持って事前に書いていこうね。

 

お店へ向かう

整理券に書かれた時間にお店に行きましたが、やはり時間が押しているようで実際に案内されたのは10~20分程遅れてでした。

 

が。

 

少人数なら店内で待つことが出来るため、周りのお姉さま方が香水をヒアリングされている様を間近で見られるので非常に楽しかったです。

 

「お姉さんの彼、今ここにいますか?」「彼を感じながら帰ってください!」

 

って店員さんが案内しててここが桃源郷か・・・って感じ。

客層はたまたまかもしれんけど女性が多め。というか私が店舗にいる間にきた男性客はお一人だけでした。

 

注意事項を説明される

遂に店員さんとご対面。私は落ち着いた雰囲気のお兄さんに担当して頂きました。

まずは注意事項の説明(主に版権や肖像権絡みの例のアレ)があったんですが、公式HPにも記載がありましたので下記に引用しておきますね。

「キャラクターの香水を作ってくれるんですか?」というお問合せを多く頂いておりますが、当店は自社オリジナル香水専門店となっておりますので、キャラクターの香水を作るという業務は一切行っておりません。

又、キャラクターそのものとも一切関係がございません。

 当店はオリジナル香水専門店として、数種類の香りを重ねて使う「重ね付け=トッピングフレグランス」という独自のご使用方法をご提案させていただいております。

 お客様の求めに応じた様々なイメージを「重ね付け=トッピングフレグランス」という手法やテクニックによって、お客様と共に色々な香調を一緒にご考案させていただいておりますので何卒ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

当店ではこれまでオリジナルの香種である数十種類の香りを「重ね付け=Pile Up」という独自の手法により、お客様がお求めの香りのイメージをお客様と共に創造してまいりました。

2018年9月にお知らせ致しました通り、版権キャラクターやアーティストの香水をつくるという業務は一切行っておりませんが、

今後下記要項に関わる案件につきまして改めて一切ご遠慮させていただくこととなりましたのでここにご案内させていただきます。

 

●一般市場にて公式と称されるキャラクター等に関する案件

著作権及び販売権等の保護に抵触するであろうと目される案件

 

以上、上記2項目に該当するであろう全ての案件につきましては、今後当店では対応いたしかねますことをご了承の程お願い申し上げます。

 

この2つめの注意書きの更新前に臨時休業してるので多分なんかあった。

 

まあその、「◯◯さんの香水をください!」だとNGだけど「中性的で物静かで多分人間じゃなくて凛とした美しさと何事にも動じない達観した精神力と大人の魅力を兼ね備えた着物の似合う男性に合う香水を見繕ってください」だったらOKなんですな・・・語彙力を磨け。似合う花はなんですか、朝顔ですとかでもいい。推しの概念を高めていけ。

ちなみに重ね付けして香りを演出するので最小単位で30mlを2本購入する必要があります。あしからず。

 

ついに香りを探していく

まずはインタビューシートを見ながらどんな香りが合うか店員さんがこちらに質問をしてくれるのでそれに答えます。

男性に我が推し(オリキャラで通した)を説明するの抵抗あるのでは・・・?と思ったんですが答えやすい質問と切り口でサクサク進みました。まさに概念を形にしていくような浮き彫りにするような質問・・・簡単でいてなかなか奥が深くないかそれ!?と勉強になりました。

 

これは推しの解釈を店員さんが匂いに変換してくれる作業なんだなと改めて思いました。深い。そして解釈が一致しているかどうかは香りで確認するという。深い。

 

基本的に2種類の香りを掛け合わせたものをテスターとして差し出していただけるので、「もっと苦味が欲しい」だとか「甘さ控えめで」だとか「爽やかさが欲しい」とかふわっとした説明でもどんどん香りを変えて提案していただけます。

 

香水をテスターに吹きかける店員さんの動作が本当に手馴れていて(プロや・・・)と感じました。空気に触れさせて揮発させたり吹きかける割合を調整してテスターを振るんですが、さながらカクテルを作るバーテンダーのようで流れるようにスッとテスターを差し出してくれます。

常に店内は香水の香りが充満しているし、何度も匂いを嗅いでいるとだんだんと鼻が利かなくなるんですが(というか私はくしゃみが出て鼻が詰まりかけた)

コーヒー豆が用意されているのでその香りを嗅いで休憩を挟むと割と正常に判別できるレベルまで鼻が戻ります。コーヒー豆の匂いすらわからなくなってきたらペパーミントの香りで強制リセットもできます。ペパーミントすごい。ペパーミント有能。そしてペパーミント意外と甘い匂いがする・・・。

 

推しの香りは嗅いだ瞬間にわかる

ほかのレポを読むと推しの香りは嗅いだ瞬間に「これだ!!」ってわかる記述が多かったのですが、私も色々匂いを試させてもらった際に

 

「結構近い気がする・・・」→「これだ!!!!!!」

 

の差が凄かったので推しの概念の香りはマジで嗅いだ瞬間にわかる。考えずに感じられる。香りの力すごい。私は「色々と近いけどなんか違う・・・」って状態をウロウロしてしまったので長時間店員さんを拘束してしまった感じだったんですが、嫌な顔一つせず、最後は良い笑顔でお見送りしてくださいました。店員さんありがとう・・・。ちなみに全行程1時間くらいだった。長い方だと思う。

テスターで理想に近い香りだったのに、実際に手首に振りかけてみたらちょっと違う匂いになってしまってまたちょっと組み合わせを変えてもらったりと大変お世話になりました・・・。体温とか人によってそういう現象が起こるそうです・・・。でも推しの香りはテスターでも手首に振りかけても

 

「推し!!!!!」

 

って感じだったのでもしFINCAさんに香水をお買い求めに行かれる方は是非手首に吹きかけて匂いチェックしてみてくださいね・・・。人によってはジワジワと「んん・・・!?やはりこっちが推し・・・!!!」と比較してわかるパターンもあるらしいので一度試したテスターも後から嗅いでみるといいかもしれません・・・。

 

お会計へ

香りを2種類吹きかけて匂いを作り出す関係でボトルを2本購入したのですが、手軽に持ち運びができるように携帯用アトマイザーも2本購入しました。混ぜるのはちょっとチャレンジャーらしいのでやめました。

香水2本と携帯用アトマイザー2本購入して5000円掛かりませんでした。

え?やっす。安くない??5000円でいいの?この推しの香り5000円しないの????

支払いにLINE Payのコード払いが使えたのでそちらで支払い。

最後に花形の可愛いチップに推しの香りを吹きかけた文香のようなエモいプレゼントも頂いてルンルン気分で帰路に着きました。

いつもなら憂鬱な新宿駅の混雑も、推しの香りがふわっと香るだけで快適ストレスフリーでした。香りの力がすごい。家に帰って速攻でアトマイザーに移しました。良い。

 

最後に

去年あたりからジワジワと噂になっているFINCAさんの香水をやっと買いに行けたので大変充実した1日でした。推しの香りがある生活を明日からたのしんで行きたい。

2018年に掲載されている色々な方のレポでは原作キャラクターに言及する物が多いですが、現在はそういった物と絡めたレポやお話をネット上に載せるのは多方面に影響があるので避けましょうという事ですね・・・。面白かったんだけどな、推し漫画。仕方ない。

今回は私の推しはオリキャラで押し通したんですが(実際オリジナルデザイン・キャラクター)、一次創作であれば画像をお見せして香りを選んでいただくことも可能なので画像を用意しておくと捗るかもしれませんね(版権キャラクターや芸能人などは絶対に不可)。

私も画像を見せたんですが女性の店員さんが「画像を見ながらその香り嗅がせてください!」とおっしゃってくださってメチャメチャ嬉しかったです。私が「これ、正に推しの香りです!!」ってアハ体験していた時も「え!?このかおりですか!?わかる〜!」みたいなリアクションしてくださって本当にありがとうございました。いい匂いでしょ私の推し・・・。

店員さんとの質問やりとりですが、推しの香水が欲しいと思うほどの情熱があればその場でパッと答えられる質問が多かったように思うので気になる方はお気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

おしまい